徐庶さん提唱されたヒョードルを倒す方法。
一応考えてたんけど恥ずかしくて書けなかったので小さいフォントでひっそり主張(/ω\)イヤーン。

戦力分析してみると個々の部門では以下のようにヒョードルを上回る選手はいる。
スタンド打撃  ミルコ>ヒョー
レスリング力  コールマン>ヒョー
グラップリング ノゲイラ>ヒョー
しかしヒョードル最大の強みは
突出している訳でこそないものの全てにおいて高レベルな攻撃、防御であり
そのバランスが高次元でとられていること。
そしてそれらを支える圧倒的な精神力であろう。
 
そういった意味ではジョシュも同じようなタイプと思う。
が、残念ながら現時点ではヒョードルの方が総合力で上回っていると考える。
(ゴメン。ジョシュくん)
 
不動心も一目置く精神力。
柔道、コマンドサンボをベースにした技術力。
マッチョではなくロシア系に見られるナチュラルな体の強さ。
 
まさに心・技・体が備わった現時点で総合格闘技の理想に
最も近い位置にいる男。それがヒョードル
 
果たしてこの男を倒す人類などいるのであろうか?
そこでヒョードルから勝つ方法を考察してみる。
 
Q1.ヒョードルから間接技での一本勝ちが可能か?
 重量級屈指に寝技、関節技の使い手であるノゲイラとの戦いを
思い返すと、これはかなり難しいと言わざるを得ない。
6/25の試合前の映像でノゲイラが前回のヒョー戦について冗談交じりに
「その頃スピニングチョークを覚えていれば勝っていたよ」
などと話していたが、私はそうは思えない。
まずヒョードルがあの体制になる姿が思い浮かばない。
横井、ヒースの2人は、もともとセンスのあった打撃に磨きをかけたノゲイラに打ち負け、
疲労した2Rに苦し紛れにいったタックルを切られスピニングチョークに入る体制になったが、
まずヒョードルノゲイラの打撃に押される可能性は低いだろうと思われる。
もし打撃で押されたとしても、その場合は疲労する以前にノゲイラに組み付いて、
テイクダウンを奪いにいくだろうと考えるからである。
テイクダウンの攻防になれば、体力に勝るヒョードルが上になる可能性が高い
またノゲイラも下のポジションが嫌いではない為、自然とヒョー上ノゲ下になるであろう。
しかしその体制になれば、ノゲイラが対策を講じていたとしても
前回と同様な戦いになると思われる。
 
>ということでヒョードルから関節技で一本勝ちすることは難しいと判断する。
 
Q2.テイクダウンを取りそのまま押さえ込んでの判定勝利が可能なのか?
 現在、行われているP−GPにて1、2回戦は圧勝だったものの
ヒョードルからテイクダウンを取ることは、けして難しくはないことが判明した。
(といってもケビン、コールマンはMMA界で屈指のテイクダウン能力を
もつ二人なので、単純には推し量れないが)
テイクダウンは取れることが判った。
しかしそのまま押さえ込み続けることは可能なのか?
ランデルマン戦で最初にテイクダウンされ、
ハーフの体勢になった時にみせた体の入れ替え方を思い返すと
(例のバスターを食らう前)力任せにひっくり返したようにも見れるが、
よく見てみると、焦って無理に脱出しようとはせず、
一度動を止め静かな状態になり、相手に一瞬油断させ、その隙をついて、
体を少し跳ね上げ、相手の体を浮かせた瞬間に、
自分の体を素早く反転させて脱出するという動作をしている。
その後バックをとられる形となり、そこからアメリカーナを狙った為、
例のバスターを食らう訳だが、その次の体勢の入れ替えも同じように
瞬間的な動きを利用してトップポジションを奪い
キムラでタップアウト勝ちした。このようなスイープの方法は、
1回戦で横井がノゲ戦でサイドポジから脱した方法と良く似ているので、
柔道系の選手が押さえ込みから逃げる時の常套手段なのかもしれない。
ヒョードルは柔道時代に小齊選手から押さえ込みで1本負けを喫したことがあるが、
柔道着なしのMMAでヒョードルを押さえ込めるのか?と考えるとそれは非常に難しいと思う。
コールマン戦で見せたガードから瞬殺十字もある訳だし。
過去にKOKルールでアローナに苦戦したこともあったが、
パウンドありルール、かつその頃から進化しているヒョードル
押さえ込み続けれるとは考え辛い。
あの小川でさえ完璧に押さえ込むことは難しいと思われ、
逆に体制を入れ替えられパウンドで攻め込まれると考える。
 
>ということでヒョードルからテイクダウン→塩漬け判定は難しいと判断する。
 
Q3.打撃による勝利は可能か?
 唯一の敗戦がTK戦での出血によるTKO負け。
藤田戦で相手を舐めたのか正面で打ち合い一瞬ピヨッた場面があり、
またこの試合でも出血があった。
シュルトさんには完勝ではあったが顔面を傷だらけにされた。
以上によりヒョードルがデリケートな皮膚なのかも知れないと推測される。
よって打撃カットでのTKO(TK戦の再現)が最も近いような気がする。
が、それでは本当の意味でヒョードルを倒したことにならない。
 
Q4.打撃によるKO勝利は可能か?
 関節技、押さえ込み判定勝ちが難しいと考えられる為、
やはり打撃しかないだろうと思われるが、ならばどんな相手か?
と考えると、やはりミルコという話になるが、
(無論、絶好調時のミルコでないと太刀打ちできないであろう)
しかしたとえ絶好調時のミルコでもヒョードルを倒せるのか?
やはり難しいだろうとしか考えられない。
何故か?それはウォーターマン戦、ランデルマン戦で見せたように
ミルコのタックル切りは完璧ではないと思われるからである。
「ミルコがKOする可能性」と「ヒョードルがテイクダウンできる可能性」を比べたら、
やはりヒョードルがテイクダウンする可能性が高いと考えざるを得ない。
ヒョードルがミルコをテイクダウンする」ということは「ヒョードルがミルコに勝つ」
と同義語と考える。つまりミルコがヒョードルに勝つ可能性は非常に低いであろう。
もちろん10回やれば全くチャンスがないわけではないが。
 
はっきり言って現在ヒョードルと10回戦って勝ち越せる選手はいないと思う。
(ここまできて言うのもなんだが)
では誰が勝率が高いであろうかを考えてみる。(2割もあれば優秀か)
 
色々考えてきて、やはり打撃系選手の1発に賭けるのが妥当であろう。
ではシルビアか?否。シルビアでは右ストレートを当てる前にテイクダウンされるだろう。
私はペドロ・ヒーゾとアンドレイ・アルロフスキーの2選手を押す。
この二人であれば勝率2〜3割は行くのではないだろうか?
特に最近メキメキと実力をつけたアルロフスキーお勧めである。
 
あ、もう一人いた。
この男ならヒョードルと対等に勝負できるかも知れない。
その男の名はアレキ・・・。